不妊治療

妊活の進め方~30代の妊活

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前回は20代の妊活の進め方について書かせてもらったので、今回は30代の妊活の進め方について書いていこうと思います。

http://ninnkatsuzyouhou.com/2019/09/25/%e5%a6%8a%e6%b4%bb%e3%81%ae%e9%80%b2%e3%82%81%e6%96%b9%ef%bd%9e20%e4%bb%a3%e3%81%ae%e5%a6%8a%e6%b4%bb/

30代の妊活は30代前半と後半によって進め方が変わってきます。30代後半になると卵子の老化が急激に進んでしまい、妊娠する確率がぐんと下がってしまうからです。それではまず30代前半の妊活の進め方を見ていきましょう。

30代前半の妊活

30代になるとポリープや子宮筋腫、子宮内膜症といった病気にかかる人が増えてきます。30代前半は20代と妊娠する確率はそこまで変わらないのですが、こういった妊娠を妨げる要因となる病気にかかっている可能性もありますし、卵胞の数の減少や卵子の質の低下も着々と進んでいるので、まずは婦人科にて検査を受けることをおすすめします。

1か月で妊娠する確率が20代前半は25%に対し、30代前半では10%、30代後半では8%と低下します。

妊娠する確率は1年1年、確実に低下していきますが、どんなに頑張っても妊娠ができる時期は1年にたったの12回です。無駄な時間を過ごさないこともこの年代の妊活のポイントです。

妊活の流れ

ステップ①:自己流でのタイミング法3~4回程度

  • まずは検査へ…と記載しましたが、およそ3カ月分の基礎体温表を求められることが多いです。基礎体温を測り、自分の体のリズムを知りましょう。

ステップ②:不妊検査

  • 不妊の原因は男女ともにあります。男女で受診しましょう。

ステップ③:異常がない場合、通院しながらのタイミング法3~5回

ステップ④:人工授精4回前後

ステップ⑤:体外受精や顕微授精等の高度不妊治療へ移る

30代後半の妊活

30代後半になると急激に卵子の老化が進むことや、卵巣機能の低下が顕著にみられることから妊娠の確立が急激に下がってしまいます。

また35歳以上で初めて出産する人を日本産科婦人科学会では高年初産婦と定めています。妊娠できた場合でも下記のようなリスクが高くなります。

  • 流産になる可能性が高くなる
  • ダウン症の子どもが産まれる可能性が上がる
  • 難産になる可能性が高くなる
  • 妊娠高血圧症候群を発症する可能性が高くなる
  • 妊娠糖尿病を発症する可能性が高くなる

もちろんあくまでも可能性の問題ですので、全員がそうなるわけではありません。しかし確率が上がってしまうことは事実なので、これらを頭に入れたうえで妊活していきましょう。

妊活の流れ

ステップ①:自己流でのタイミング法3回

ステップ②:不妊検査

ステップ③:異常がない場合、通院しながらのタイミング法1~3回

ステップ④:人工授精1~3回

ステップ⑤:体外受精や顕微授精等の高度不妊治療へ移る

助成金について

体外受精や顕微授精の治療を受ける場合、申請すれば助成金が交付されます。国の助成金制度のほかに、各自治体独自の助成金制度もあるので、ご自身の住民票がある自治体を調べてみてください。また、勤めている企業によっては福利厚生で不妊治療に対する支援金のようなものが出ることもあるようです。

特定不妊治療費助成制度

対象者

①体外受精・顕微授精以外の治療法では妊娠の見込みがない、または極めて少ないと医師に診断された法律上婚姻している夫婦。

②治療を開始した日の妻の年齢が43歳未満の夫婦。

限度額 1回の治療につき15万円(凍結胚移植等は7.5万円)
助成回数

・治療を開始した時点での妻の年齢が40歳未満の場合…通算6回

・40歳以上であった場合…通算3回

所得制限 夫婦合算の所得額が730万円

※参照→厚生労働省

妊活は人それぞれ

妊娠することは本当に奇跡的なこと。そのため妊娠までにかかる期間も、その費用も人それぞれ。夫婦ともに問題がなくてもなかなか妊娠しない人もいれば、たとえ問題が見つかっても治療を開始したらすぐに授かったという人も。治療費も10万円程度で済んだ人もいれば200万円近くかかった人もいます。「あきらめた時期に授かった」なんて話もよく耳にしますよね。妊活中は子どもが欲しい余り、ついつい思い詰めてしまったり、イライラすることもありますが、自分を大切にして毎日楽しく過ごしてくださいね♪

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